東伊豆
熱海温泉
全国でも有数の大温泉で、尾崎紅葉の「金色夜叉」の舞台としても有名。箱根や伊豆の山々に囲まれた斜面に温泉街が開け、その夜景の美しさは“東洋のナポリ”とも言われている。気候も温暖で、1月下旬には桜も咲き始める。近くには数多くの名品を所蔵しているMOA美術館や熱海梅園があり、沖合の初島へも高速船が出ている。
伊東温泉
天城山系を背に、相模湾に向って開けた明るい温泉観光地。海水浴場・ゴルフ場ほか数多くのレクリエーション施設があり、幅広い客層に支持されている。松川を中心に発展した温泉で、源泉数は700を超える。歴史も古く、平安時代の豪族伊東氏や日蓮上人ゆかりの史跡も数多く残され、松川タライ乗り競走や尻つみ祭など珍しい行事も多い。
熱川温泉
海からの急斜面に近代的な旅館が立ち並ぶ、東伊豆温泉郷一の温泉。豊富な湯量を誇り、街のあちこちで自噴泉が湯煙をあげている。見どころとしては近くに熱川バナナ・ワニ園があり、温泉を利用した園内では400頭あまりのワニや熱帯植物などが見られる。◎道潅の湯 温泉は室町時代の武将、太田道潅により発見されたと言われている。
稲取温泉
稲取港を中心に近代的な旅館が立ち並ぶ温泉。昭和31年湧出の、比較的新しい温泉である。雛祭りに雛壇の両脇に人形を飾る「雛のつるし飾り」の風習発祥の地である稲取は、色鮮やかな可愛らしいつるし飾りが町の数箇所にイベント時期には多数展示される。また、稲取漁港は、金目鯛が多く漁獲されることから、新鮮な金目鯛を用いた料理も味わえる。近くにはガン除け寺として知られる済広寺があるほか、テニスやゴルフなどのスポーツ施設も整っている。泉質は、硫酸塩泉が主。
河津温泉郷
海沿いから河津川一帯に7つの温泉が点在し、川端康成の小説「伊豆の踊子」の舞台となった。
国の重要文化財に指定されている天城トンネルなど、文学、歴史、そして美しい四季を満喫できる。